醤油は今やスーパーなどの店頭にたくさんの種類が並んでいます。
そんなたくさんの種類のお醤油の中、自然な味を求める方々のためのお醤油が
いま、求められています。
無添加で、長く寝かせてあって、美味しいお醤油。
言葉でいうのは簡単ですが、そのお醤油は本物でしょうか?
「長熟弐年醤油」は今やマルコ醸造が取り扱っている醤油の中でも一位、二位を争う人気醤油となりました。
ところがこの醤油は偶然の産物だったのです。
そのエピソードをご紹介したいと思います。
醤油は一般的に六カ月で製品として店頭に並びます。
マルコ醸造のこだわり長熟醤油「体が喜ぶしょうゆ」でも長熟一年です。
二年以上の長熟醤油はほとんど市場に出回っていません。
マルコ醸造が所在する日本大正村(岐阜県恵那市明智町)は大正百年
を記念して2011年に盛大なイベントを行う予定でした。
その2年前2009年、当社はそのイベントに合わせて、
「長熟弐年醤油」の仕込みに挑戦していました。
ところが2011年3月、イベントの約3か月前にあの大震災が起こり、
大正百年イベントは式典のみとなり、大きなイベントは自粛することに・・・・・。
考えた末、絞ってあったお醤油以外(もろみ)はもう一年寝かせることを決意しました。

こうして偶然できたお醤油は、三年の間に酵母の働きで
濃厚でまったりとした旨みとコクのあるたまり風の醤油に仕上がっておりました。
塩辛くなくまろやかで、ほのかな甘みも感じます。
つけてもかけても煮物にも吸い物にもすべてのお料理にご使用いただけます。
自然に醸し出された、旨みとコクをご堪能ください。